2020年2月28日 「医院・クリニックの内覧会当日、注意するべきポイントとは?」を公開しました!

医院・クリニックの求人募集でよく使う媒体と選び方

クリニックの求人募集には、ハローワーク・インターネットサイト、求人チラシ、専門誌など、様々な媒体が使われます。
それぞれの媒体には違う特徴があり、かかるコストも様々。媒体ごとの特徴を理解せずに使ってしまうと、無駄に求人費用がかかってしまった……ということにもなりかねません。
ここでは、医院・クリニックの求人募集でよく使われる媒体とその特徴についてご紹介します。

医院・クリニックの求人募集でよく使う媒体と選び方

1.ハローワーク

ハローワーク(公共職業安定所)は、国が所管する職業紹介事業を行う機関で、無料で求人募集をかけることができます。特徴としては、雇用保険の手続きを取っている人が応募するため、まじめな応募者が多い傾向にあります。
一方、資格を持っている方は失業登録をしないことが多いため、有資格者の採用には向いていないところがあります。
また、実際に労働保険の加入事業所となっていないと募集をかけてもらえないことがあります。そのため、開業前の採用募集というよりは、開業後の追加の採用募集に適した媒体であると言えます。
加えて、応募者から直接問合せの電話がかかってきてしまい診療中などに対応が必要となってしまうこともあります。

2.インターネット求人募集サイト

近年、インターネットの求人募集サイトからの応募が増えている傾向にあります。コストも他媒体に比べて比較的安くすみます。ただし、労働条件が公になり、履歴も残りやすいということを念頭においておく必要があります。また、開業に向けて時間がなく「いますぐ採用したい」という場合には、合わせにくい傾向にあります。
よく使われる媒体としては、以下のようなものがあります。
看護師、正職員、パート

  • とらばーゆ看護
  • マイナビ看護師
  • ナースセンター

医療事務、正社員、パート

  • とらばーゆ
  • an
  • タウンワーク

3.就職専門誌(とらばーゆ、anなど)

現在、就職専門誌もネットに移行しており、雑誌とネットの両方での募集をかけることが可能です。ただ、他媒体に比べて費用が高くなる傾向にあり、かつ、成功報酬型ではないため、数週間でかなり費用がかかったが、採用はできなかった……ということも。

4.新聞折り込みチラシ(アイデム、クリエイト等)

毎週日曜日発行の新聞に折込チラシとしていれられる求人紙です。休職中の方は毎週チェックをしているため、主婦層などを中心に、即効性があります。また、特定地域に配られるため、「自宅の近くで仕事をしたい」というターゲットに訴求できます。
コストは媒体の大きさによりますが数万円程度となります。代表的な媒体としては、アイデムなどがあります。

5.地域情報誌・フリーペーパー

駅やコンビニ、ファミレスなどで無料配布している情報誌やフリーペーパー内に出す求人広告です。求人者には認知度が高く有効ですが、年齢層が比較的若い方やバイト感覚の応募が増える傾向があります。

6.クリニックのホームページ

自分のクリニックのホームページ内に採用ページを作って求人募集をする方法です。クリニックの開設前に広告兼、求人募集を実施します。応募してくる人にもクリニックのことを知ってもらった上で応募してもらえるため、開業までに時間がある場合には有効です。また専門性が高い職員の募集も行いやすくなります。

まとめ

医院・クリニックの求人募集でよく使う媒体とその特徴はご理解いただけましたでしょうか? 求人募集には、費用も時間もかかります。開業スケジュールに合わせたタイミングでいい人材を採用していくためにも、それぞれの特徴を理解したうえで、費用と時間を検討しながら、先生の開業にあわせた媒体を選択していくことが必要です。