2020年2月28日 「医院・クリニックの内覧会当日、注意するべきポイントとは?」を公開しました!

医院・クリニックの面接場所と面接時間の決め方

医院・クリニックの面接準備として、まずは面接場所と時間を決めます。
応募者と直接お会いする面接は、採用で最も大切なプロセスです。
当記事では、面接を効果的に行うための「面接場所の選び方」と「面接時間の設定方法」をご紹介します。

1.どういう場所を面接場所にするのが良いのか?

開業日の2ヶ月くらい前に行われるクリニックの面接では、面接日にクリニックの内装工事などが終わっていないケースがほとんどです。また、もし内装工事などが終わっていたとしても、面接に必要なテーブル・椅子などを準備できていない、など、クリニックを面接場所とするのが難しいケースが大半となります。
そのため、クリニックの以外の場所を面接場所として使用することとなります。例えば、クリニックの近くの公共施設(公民館・カルチャーセンター・商工会議所など)を面接場所として借りましょう。

2.面接場所を選ぶポイントは?

公共施設(公民館・カルチャーセンター・商工会議所など)を面接場所として選ぶ理由はなんでしょうか?
まずは、なにより「わかりやすさ」です。自分たちだけでなく、応募してきてくださった方にとってもわかりやすい場所であることが大切。面接場所がわかりにくいところにあるため、面接当日に多くの人が迷ってしまって、面接が予定通りに進まない……そういったことを避けるためにも、その地域のイベントなどで多く利用される公共施設を選ぶとよいでしょう。

3.わざわざ場所を借りなくても、喫茶店などでいいのでは?

公共施設(公民館・カルチャーセンター・商工会議所など)に連絡し、面接場所として借りたりする作業はそれなりに手間がかかります。費用も無料ではありません。
そのため、まれに「近くの喫茶店やファミレスで面接しましょうか」とおっしゃる方がいらっしゃいますが、これはあまりおすすめできません。
なぜでしょうか?
面接は、面接する方の経歴やその方の個人のお話しをじっくりお聞きする場です。また、その方の経歴書をテーブルの上に出しながらお話しを聞いていきます。そのため、不特定多数の方が近くにいる、周りが静かとは限らない、そういった場を面接に選んでしまうと、落ち着いて話をお聞きすることができない可能性が高いです。
それだけではなく、面接される方がそういうことを気にされる方であれば、「このクリニックさんは、こういうことに気をつけないのでは」と不安になり、断ってこられる可能性もあるのです。
そのため、喫茶店やファミレスなどでの面接はあまりおすすめできません。

4.面接の時間はどう決めたらいいの?

まず、面接場所をおさえるにあたって、時間は1日単位でおさえてしまいましょう。
クリニックの開業前の面接は、1日で10~20人の応募者の方にお会いして決めるのが一般的です。また、応募者の予定が変更になった、少し延長になった、などの予定外のことにも対応できるよう、その日一日単位で場所をおさえるとよいでしょう。
曜日は、土曜日や日曜日が多くなります。いま既に他のクリニックなどで働いている方の応募もあります。そういった方は土曜日に勤務している場合も多いため、土曜日・日曜日のほうが対応しやすくなります。
そして、時間も午前中しか来れない、午後しか来れないといった応募者の方もいらっしゃいますので、やはり1日単位で、午前・午後の両方をおさえるのがベストです。

まとめ

いかがでしょうか。
クリニックの面接場所や面接時間の決め方は、ご理解いただけましたか?
冒頭でもお伝えしたとおり、クリニックの開業にとって、いい人材の採用は非常に重要な項目となってきます。
面接場所の設定など慣れない作業は大変ですが、大事な面接を失敗しないためにも、おさえるべきポイントをご理解いただければと思います。