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元金均等、元利均等、どちらが有利?

元金均等、元利均等、どちらが有利?

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元金均等、元利均等、どちらが有利?

2017年6月21日更新

借入
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どちらの返済方法を選んだ方が有利なのでしょうか。


元金均等返済、元利均等返済とは?
そもそも、『元金均等返済」と『元利均等返済」は何が違うのでしょうか。

『元金均等返済」とは

元金部分を返済期間で均等に割り、元金部分の残高に応じて利息部分をのせていく方法です。

メリット

返済額(元金+利息)は返済が進むにつれ少なくなっていきます。
同じ返済期間の場合、元利均等返済に比べ、利息は少なくなります。


デメリット

返済開始当初の返済額が最も高いため、当初の返済負担が重くなります。
毎月の返済額が違います。


『元利均等返済」とは

元金と利息を合わせた返済額は変わらず、返済金額に占める元金と利息の割合がだんだんと変化する返済方法です。


メリット

返済額(元金+利息)が一定のため、返済計画が立てやすくなります。
元金均等返済に比べ、返済開始当初の返済額を少なくすることができます。


デメリット

同じ返済期間の場合、元金均等返済よりも利息が多くなります。借入金残高の減り方が遅くなります。


元金均等返済、元利均等返済の比較

前述したメリット、デメリットはあくまでも一般論であり、実際にどれくらいの差となるのか、実例を見て比較してみましょう。
条件:借入金1000万、返済期間10年、金利2.0%


返済方法比較表

項目 元金均等返済 元利均等返済
初回返済額(元金) 83,373 75,347
初回返済額(利息) 16,667 16,666
返済総額 11,008,329 11,041,560

結論

上記の条件の場合の総返済額の差は33,231円となります。

実際の数字で見てみると、総返済額の差といえどもそこまで大きな差ではないと感じる方もいらっしゃることと思います。
総返済額でお得だからと元金均等返済を希望する方も少なくないですが、繰上げ返済を併用することで元利均等返済でも十分に効果を出すことができます。
ですので、一概にどちらが有利とは言えません。医院開業当初の返済額の負担を減らすため元利均等返済を選ぶ、総返済額が少ない方がいいので元金均等返済を選ぶ、などご自身にとってのメリットでどちらにするか選択しましょう。

まとめ

総返済額で見た場合、元金均等返済の方が有利です。
ただし、医院開業当初、軌道にのるまで、資金繰りが厳しくなっては本末転倒です。結局のところ、ご自身がどのように返済していけるかに合わせて元金均等返済、元利均等返済を選ぶ必要があります。

この記事を書いた人

小原純一

税理士法人TOTALの開業支援チームを率いる『開業支援のプロ』。金融機関、大手リース会社での医療系サービス立ち上げ、クリニックの事務長など、医療業界での豊富な経験・実績を通じて、医療業界での確かな人脈・ネットワークを築き上げている。多くの開業支援実績に基づいた的確なアドバイスと、いつでも先生の立場に寄り添う親身な姿勢がこれまで開業を支援した先生から絶大な信頼を獲得し、開業後の先生からの相談も多数。