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医院・クリニックの採用方針・採用計画のポイント

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医院・クリニックの採用方針・採用計画のポイント

2017年5月29日更新

採用
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医院・クリニックの採用の手始めは、「採用方針の決定と採用計画の作成」です。どのような人材を何人採用したいのかを考えましょう。
ただでさえ、非常にお忙しい開業準備の期間。実際に募集や採用面接などが始まると、じっくりと計画を考えている余裕はなくなります。はじめの段階で、方針や計画を考えておくことが大切です。
クリニックの開業準備の中でも重要な項目のひとつである採用。
「こんなはずじゃなかったのに……」と失敗しないために、考えておくべきことをご紹介します。

医院・クリニックの採用方針・採用計画のポイント

1.最低人員をイメージしましょう

開業されるクリニックの規模から考えて、何人のスタッフが必要なのかをイメージします。
受付はひとりで回すのか? 2人で回すのか?看護師は何人必要?など。開業当初は最少人数ではじめ、その後必要に応じて追加採用するのが一般的です。
一般的な内科の例では、受付1~2人、看護師1人で開業されるケースが多いです。 また、仮に看護師がいなくても開業後なんとか回りますが、受付事務がいないと回りませんので、最低限、受付事務の方は採用していく必要があります。
その他、臨床心理士、理学療法士、管理栄養士などの専門職の方は必要でしょうか。その場合は、募集の媒体などをまた別に考える必要があります。

2.正社員なのか? パートなのか?

採用は、正社員を何人?パートを何人採用するのか?を考えましょう。
「パートだけでの採用で進めます、という先生もいらっしゃいますが、シフトが埋まらない、業務を全てわかっている人がいないため安定しない、などのリスクもあります。フルタイムの人もある程度は必要となってきますので、フルタイムパートや正社員の方とパートの組み合わせで考えられるのが良いでしょう。

3.どういう人物像の方を求めるのか?

どういう人物像の方を採用したいと思われるのか? 考えておきましょう。
看護師や受付スタッフなどスタッフにどのようなものを求めるのか?先生が思い描いているクリニックに合わせた人物像を具体的にイメージすることが大切です。また、開業される立地の雰囲気も合わせて考えましょう。
明るい方、礼儀正しく清楚な感じの方、などなかなか言葉では出てきづらいですが、これまで一緒に働いた方たちの中で、「この方は採用したい」と思う方をイメージしていただくと考えやすくなります。
また、年齢層なども考えておくとよいでしょう。同じ年齢層の方で固めてしまうのもいいですが、お互いにぶつかってしまうこともあります。違う年齢層の方を組み合わせで採用していくのもひとつの手です。
そして、医療の経験者なのか未経験者でも良いのか、も大切な要素のひとつです。
医療の経験者は経験があるという意味ではいい要素となりますが、受付事務に関しては、電子カルテで以前よりも未経験者のハードルが下がっています。未経験者であっても、銀行などの金融機関、デパートやホテルなどで接遇の教育を受けた方を優先して採用したい、と思われる先生もいらっしゃいます。
 医療受付の経験者とこういった未経験でも接遇の経験が豊富な方を組みあわせて採用することも有効です。

4.クリニック名称・診療時間・休診日などの必要項目は決まっていますか?

クリニックの名称や診療時間などの基本的な項目を決める必要があります。
基本的な項目だからこそ、抜けもれなくしっかりと伝えられる準備をしておくことが大切。求職者に対しての信頼性・安心感を高めることにつながります。
また、クリニックの名称は、保健所に使用ができるかどうかの確認も必要です。

まとめ

以上が、採用を始める前に考えておいて頂くとよいポイントとなります。
採用を成功させるためにも、事前にできるかぎり具体的に採用したい方や人数などのイメージしておいて頂くことが大切です。上記をご参考にしていただき、いい人材を採用していただければと思います。

この記事を書いた人

小原純一

税理士法人TOTALの開業支援チームを率いる『開業支援のプロ』。金融機関、大手リース会社での医療系サービス立ち上げ、クリニックの事務長など、医療業界での豊富な経験・実績を通じて、医療業界での確かな人脈・ネットワークを築き上げている。多くの開業支援実績に基づいた的確なアドバイスと、いつでも先生の立場に寄り添う親身な姿勢がこれまで開業を支援した先生から絶大な信頼を獲得し、開業後の先生からの相談も多数。